小学生の子どものクラスでは、テレビが好きな子は多いのに、読書好きな子は全体の1割程度しかいません。
うちの子も本を読んでくれなくて困ってるんだよね。
親としては、本をたくさん読んで欲しいと願いますが、そう簡単にはいかないものです。
しかし、きっかけさえあれば子供でも大人でも本が好きになることは可能です。
私は「宮部みゆき」さんの本を読んだことがキッカケで本が好きになったんだ!
大事なのは、子どもに合う本に出会えるかどうかではないでしょうか。
そこで今回は、子どもが読書嫌いでお悩みの方へ、小学生の読書嫌いだったわが子も夢中になったおすすめの本を5冊紹介します。
読書嫌いの小学生におすすめしたい本
読書が嫌いだった小学生のわが子も夢中にさせた、おすすめの本を5冊厳選しました。
読書に夢中になったきっかけでもある面白い本ばかりなので、ぜひ参考にしてください。
対象は低学年、中学年、高学年に分けていますがあくまでも目安となります。
読書嫌いな子どもには対象学年より下の本を選ぶと、抵抗なく読めるのでおすすめだよ!
コんガらガっち
「コんガらガっち」の主役は、イルカとモグラがこんがらがってできた生物「いぐら」です。
謎の生物ではありますが、個人的にはかなり好きなタッチのイラストです。
いっけん迷路のようですが、自分で好きな道を選んで進み、ストーリーを作っていける、ユーモア性の高い絵本です。
自分の判断でストーリーが変わっていくのはなんとも言えない面白さがあります。
「コんガらガっち」は人気でシリーズ化されているので、気に入れば何冊も読むことができるのも良いでしょう。
基本的には小学校の低学年くらいまでは楽しめる絵本ですが、読書すると言う観点から考えると、小学生1年生までのお子さんにおすすめしたい本です。
ほねほねザウルス
「ほねほねザウルス」は、男の子に人気の恐竜が主役で、さまざまな冒険をしていくお話です。
タイトル通り、登場する恐竜はすべて骨というのが、なんともシュールです。
シリーズ化されてるだけに、大人が読んでも楽しめる面白いストーリーになってます。
推しキャラは忍者の「ほねかげ」だよ!
「ほねほねザウルス」のストーリーは1話完結ですので、途中のシリーズからでも楽しめますが、話がつながる場面もあるので、始めから読むことをおすすめします。
低学年向けの本なので、文字は大きめで挿絵もたくさんあり、どちらかというと絵本よりの本となります。
「ほねほねザウルス」は、息子が低学年のときに、小学校のクラスで人気があった本を借りてきたのがキッカケで読み始めました。
しかし、高学年になった今でも、本屋で新シリーズを見かけると嬉しそうにねだってくるほどハマってる本です。
ただし、息子より本好きの娘のツボにはハマることがないのか、ほねほねザウルスを読んでる気配はまるでありません。
そのため、女の子には好みが分かれそうですので、おすすめは男の子となります。
なんでほねほねザウルス読まないの?
恐竜とか興味ないから読む気しないー。
おしりたんてい
子どもが読書をしなくてもアニメを通して、「おしりたんてい」のことは知ってるのでないでしょうか。
「おしりたんてい」は細かいイラストも手を抜かずしっかりと作成されていて、イラストだけでも楽しめます。
また、おしりを探すミッションなど、ストーリー外にも楽しみがあるのが特徴でしょう。
文字量もほどほどあり、イラストは多めなので、読書嫌いを克服したい子にもおすすめな本です。
「おしりたんてい」のお父さんのダンディの本も販売されていますが、こちらは漫画になってますのでご注意くだあい。
おじょうさま小学生はなこ
個人的に1番おすすめな本が「おじょうさま小学生はなこ」です。
ベネッセのチャレンジタッチで、無料書籍の中にあったのをキッカケに読み始めましたが、図書館や本屋さんであまり見掛かることがなく、知る人ぞ知る本なのかもしれません。
近所の本屋さんで買おうとしたら売ってなかったんだ。
はなこの心の声が、おもしろおかしく表現されていて、大人でも笑ってしまいます。
ただし、低学年には心の声の面白さが理解できない可能性があります。そのため、中学年くらいの子供が読むのがちょうど良い学年と言えるでしょう。
チョコレート工場の秘密
映画でも一躍有名になった「チャーリーとチョコレート工場」の原作です。
貧しい家で生まれ育ったチャーリーは、誕生日で唯一食べれるチョコレートが大好きでした。そのチョコレート工場に見学に行けるチケットを手にしたチャーリーが工場見学中に、不思議な体験をするお話です。
映画を観た方なら、ストーリーは文句なしの面白さだとご存じのはずです。
しかし、小説だけに123ページもあって挿絵も少ない本なので、読書嫌いにはかなり苦痛に感じるでしょう。
この本は、読書に慣れてない子どもに読むのは難しいので、初めは読み聞かせをすることをおすすめします。
「チョコレート工場の秘密」は読み聞かせをしたよ!
読み聞かせしてもらったら楽しすぎたから、結局もう一回自分で読んだよ!
読み聞かせをしたあと、再度読み始めたのは予想外でしたが、それほど楽しかったそうなので、太鼓判でおすすめできる1冊です。
長いストーリーなので、親にも負担のない1日10ページ程度で読み聞かせにチャレンジしてみましょう。数日に分けて読み聞かせをしてる間、子供の反応を見てみましょう。
子供の反応がよければ、途中で読み聞かせをやめて、子供に続きを読ませる方向に進めれば、今後ページ数の多い本でも読めるようになるのでおすすめです。
鬼滅の刃 ノベライズ
漫画で一世風靡した「鬼滅の刃」なので、ご存知の方がほとんどではないでしょうか。
主人公の炭治郎の家族が鬼に惨殺され、鬼となった妹を助けるべく、炭治郎がいろいろな試練を乗り越え、鬼に立ち向かっていくお話です。
この「鬼滅の刃」ですが、漫画のほかに、小学生高学年向けに小説が販売されています。
漫画とは違って、小説には登場人物の心情が詳しく描かれいるので、漫画を読み終わってからでも十分小説を楽しむことができます。
漫画やアニメで「鬼滅の刃」にハマっていたなら楽しめる1冊なので、本を読むことに慣れてきたら、ぜひチャレンジしてください。
漫画のように何冊もあるの?
うん。漫画の3〜4冊分が、小説の1冊分にまとまってるよ。
でも全巻はまだ発売されてないんだ。
最後にひと言
わが子には小さい頃から本の読み聞かせをしていて、子どもたちは本が大好きでした。
しかし、自分で文字が読めるようになっても読書はまるでしなかったのです。
本は好きだから読書もするってことではないのだよ。
読書をしないのは、本が嫌いだからではありません。
ただ活字を読むことが面倒だと感じたり抵抗があるからで、活字を読む苦痛より本が面白ければ子供も本を読むようになります。
普段からまるで本に触れてない場合は、ぜひ読み聞かせからスタートしてみてください。
また、すでに読み聞かせをしてる場合は、子どもに合う1冊を根気強く探してみることをおすすめします。
みんなの読書嫌いが読書好きになることを祈ってるよ!